横浜市金沢区の土地家屋調査士です-まずはお気軽にご連絡ください


ブログ

金沢区に帰ってきました【2014/03/04】

昨年6月に東京の世田谷区に移りましたが、9ヶ月でここ横浜・金沢区に帰ってきました。
ここの水がおいしいということでしょうか。確実に言えることは、故郷に錦を飾るとういことではなく、夢破れ都落ちということでもありません。

東京でも土地家屋調査士の仕事の本質は何も変わりませんし、基本は同じです。
勿論、すべてが同じということではなく、道路査定などは区によっても作業手順が違います。
ただ、もっと大きく違っていたのは仕事ではなく資格に対する考えです。

東京会に登録する際は、事務所の実態調査を行い細かくチェックされます。それは、名義貸し対して有効なことだと思いますが、新人調査士が登録する時の足かせになってないかとも思います。
登録時事務机やパソコンは当然としてコピー機や測量器械や測量計算ソフト、車、機材などを揃えるとなれば相当な金額になります。先の仕事が見えないなか、新人の方が登録するのは大変です。
土地家屋調査士法人に雇われ調査士で登録するという選択もあります。私の登録証授与式にも数名の方がいました。そのような方を否定する気は毛頭ありませんが、資格者としての本来の形なのかなと多少疑問に思います。時代に即した資格制度は必要でしょう。ただ、独立できるという気持ちがあってそれが実現できてこそ魅力のある資格ではないでしょうか。
資格者としてコンプライアンスは遵守しながらも門戸を広げることができないものかと・・・独り言です。

東京会に所属した時間は短い間でしたが、土地家屋調査士法人も設立しましたし、密度の濃い時間を過ごせました。調査士業の「業」について考える機会も得ました。人によって考えの違うところですが、調査士としての仕事の限界について、別の言い方をすれば「グレーな部分」をどう判断し受け止めるか。マイナスなことも含めて無駄なことは無かったと今は感じています。

地元に戻ってスタートすることになりました。(今までにスタートを切ってゴールしたのはどれだけあったと振り返る自分)
人生にいくつもスタートがあって良いわけです(決して言い訳ではありません)から、新鮮な気持ちを忘れずに仕事を通じて多くの方と出会い、沢山の経験をさせて頂ければと思います。