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被災地ボランティアと東北六魂祭【2011/07/28】

今月15,16,17日にかけて「東北六魂祭とボランティア3日間」という旅行会社の企画がありましたので参加しました。

15日23時、東京八重洲口をバスで出発し16日石巻でボランティア活動をして17日仙台で開催される六魂祭を見学するツアーです。
まず、驚いたのは参加者の多くが女性ということです。男性は3割程度で全体的に若い人が多かったように思います。

ほとんど眠れないまま石巻のボランティアセンター(専修大学内)に着きました。ここで活動の指示を受けます。
活動内容は、写真の修復作業でした。場所は石巻旧庁舎。向かいの中央公民館は避難所になっています。作業前に展示されている思い出の品を見ました。写真以外にもアルバム、表彰状や位牌など沢山の物が並べられています。作業は、ビニールに集まられた固まりの中から写真、アルバムを仕分ける(貯金通帳や表札などいろいろなものが入っている)、洗浄し乾燥させる、乾燥した写真をグループに分け、ひどい物は撮影、保存するというように記憶しております。
私の班は、写真の仕分けが主でしたが、写真は傷みがひどく(海中には様々なバクテリアなどが混じっていてこれらが写真を侵食するそうです)インクが流れそうなものもありました。結婚式や赤ちゃん・子供と家族一緒に撮影されたもの、幸せそうな笑顔をみると胸が痛くなります。皆さんの無事を信じ思いを込めて作業しました。
(写真左は作業風景、右は石巻市内)

15:00に作業を終えて、甚大な被害を受けた南三陸町に向かいました。内陸部まで川を伝った津波の傷跡が見受けられます。志津川地区の病院、ショップマートを過ぎ町の中心部でバスを降りました。震災から4ヶ月経ちましたが、重機が数台動いているだけで復旧は遅れていると感じました。
その夜は、仙台の秋保温泉に宿泊。
(写真左は南三陸町内陸部、右は志津川地区の中心部)

翌日は、東北六魂祭を見学しました。ねぶた祭り(青森)、竿燈まつり(秋田)、さんさ踊り(盛岡)、花笠まつり(山形)、わらじまつり(福島)、七夕まつり(仙台)の六つのお祭りが仙台に集結です。パレードを見に行くにしても道が閉鎖されるほど人で一杯でした。
(写真左上はねぶた祭り、右上は竿燈まつり、写真下はミス〇〇〇さん)

ボランティアは初めてという人がほとんどでしたが、参加してよかった、感動したと皆さんおっしゃってました。
私も若い人と作業したり話ができ、元気をもらったように感じます。