横浜市金沢区の土地家屋調査士です-まずはお気軽にご連絡ください


ブログ

金子みすゞ展を見て【2011/05/28】

毎年この時期は諸団体の総会がつづき、私自身も本職である神奈川県土地家屋調査士会横浜南支部の支部長を仰せつかることになり責任も増し、私のような楽観的人間も知らないうちにプレッシャーを感じているようです。

昨日、横浜そごう美術館で開催されている「金子みすゞ展」を見てきました。ラジオで紹介されているのを聞き、癒されたいと思ったのかもしれません。CMで流れていた「こだまでしょうか」はご存じだと思います。


   こだまでしょうか

     「遊ぼう」っていうと
    「遊ぼう」っていう。

    「馬鹿」っていうと
    「馬鹿」っていう。

    「もう遊ばない」っていうと
    「遊ばない」っていう。

     そうして、あとで
     さみしくなって、

    「ごめんね」っていうと
    「ごめんね」っていう。

     こだまでしょうか、
     いいえ、誰でも。
  

平日でしたが、多くの人がいました。512編が記された遺稿集3冊を含む自筆の手帳5冊が公開され、童謡詩人金子みすゞ(本名金子テル)の出生から26歳の短い生涯を紹介しています。また、著名人63名から寄せられたメッセージや、書画、イラストも展示されていました。
「人、自然、宇宙」の関わりを人であれば相手になりそして自然また宇宙から私たちをまっすぐに観て詩っているように感じました。ややもすると自己中心的な考えで判断しがちな時代、純粋で暖かな気持ちになった気がします。


   私と小鳥と鈴と

     私が両手をひろげても、
     お空はちっとも飛べないが、
     飛べる小鳥は私のように、
     地面を速くは走れない。

     私がからだをゆすっても、
     きれいな音は出ないけど、
     あの鳴る鈴は私のように
     たくさんな唄は知らないよ。

     鈴と、小鳥と、それから私、
     みんなちがって、みんないい。